骨格診断とは?
原型メソッドは骨格診断研究家の柘植裕子氏による「骨格構造によるファッションタイプ診断」で、2002年に「骨格診断ファッションアナリスト」を養成するスクールが誕生
https://personalcolor-hikaku.com/contents02/course.html
骨格診断に科学的根拠はあるのか?
骨格診断については、まず2タイプだとすると根拠については結構想像がつくというか、男性ホルモンや女性ホルモンの多寡によって体型というのは左右される部分がありますから、男性ホルモンが多い人はこうした方がいい、そうじゃない人は、という感じになるのだろうと想像していました。
肩幅が大きい、筋肉質、頬骨が出ている、毛が濃い
こういった特徴が男性ホルモン多い体つきですね。
骨格診断についてはおそらく女性向けが先で、男性向けはあとかなと思うのですが今ではメンズ向けの説明というのも結構出ていますね。
骨格診断と性ホルモンの関係は?
とりあえず本家本元の文章などを確認しつつ、ホルモンの多寡との関係を見てみます。
fashion.or.jp
前提として
太っている、痩せているは関係ありません どうしても気になる場合は「自分が標準体型だったら」と考えてみましょう
だそうなので、文字通り純粋に骨格ベースと言う感じでしょうか。
この診断項目を見ると
首が太い、骨ばっている、鎖骨が長い→これは男性的な特徴ですね。
骨格診断 ストレートの人は、全体的に立体感があり、筋肉も感じさせるメリハリのあるボディを持っています。
どちらかというと上重心。肌に弾力とハリがあるのも特徴です。
こういうのもいかにも男性的な特徴だと言えます(筋肉、上重心=逆三角形=上半身が発達)。女子で男性的なパーツが目立つので、女子らしい服装(違和感があるかも)でも、カジュアル・ラフな服装(過度に男性的に見えるかも)でもなく、フォーマル寄りな服装をしよう、という提案も非常にわかります。
逆側の「ウェーブ」を見ると
華奢で厚みがなく 柔らかな曲線のボディ
ということですから、むしろ女子らしい体つきということで、フェミニンな服装をしよう、という提案ですね。これもまあわかります。
これだけで良かった(あるいは中間を設定するとか)のではないかと思うのですが、ナチュラルというのがあって、急によくわからなくなります。
フレーム感のある スタイリッシュボディ
骨格診断 ナチュラルの人は、筋肉や脂肪があまり感じられない、スタイリッシュなボディを持っています。骨が太く大きく、関節も目立ちます。
全体的に四角形のようなフレーム感があります。
ナチュラルがやっぱり謎ですよね……。
メンズ骨格診断はホルモンによって決まっている?
メンズの方見てみましょう
メンズの骨格スタイル分析(骨格診断) - セシール(cecile)
ストレートは「 鎖骨が目立たない」以外はほぼ男性的な特徴です。アドバイスも男性的な人が男性的なものを着るとワイルドになりすぎるということでしょうか、フォーマルでとなっています。
ウェーブは「筋肉が付きにくい」「 身体に厚みがなく平面的」このあたりは女性的と言って良さそうです。相対的に華奢な男子というか。
しかし、中に非常に興味深くはっきりした項目があります。
「着丈が長いとだらしなく見える」
ぼかしてありますが要は短足胴長ということですね。
ナチュラルも実はほぼ男性的な特徴ばかりです「骨格がしっかりしている」「肩幅が広めで鎖骨が大きく出ている」それに加えて「着丈は短く」とあるので、むしろ脚長です。
足の観点から言えばストレートは「身体に沿ったジャストなサイズを」とありますから、短足でも胴長でもない、ということでしょうか。
ストレートとナチュラルの違いは「首が短い←→長い」と「手が小さい←→手が長い」でした。
なんとなく、
- 男性的(成人男性的)xスタイル普通=ストレート
- 女性的(子供っぽい)xスタイル悪い=ウェーブ
- (男性的)スタイル良い=ナチュラル
こういう感じでしょうか。女性的な華奢さがあってスタイルがいい人という分類がありませんが、実際ジャニーズみたいな女性的なイケメンは割とスタイルが悪いわけで、両立しづらい領域なのかもしれません。
逆算で考えると、女子については
- 女性的(グラマラス・成人女性的)xスタイル普通=ストレート
- 女性らしさ薄い(華奢・子供っぽい)xスタイル悪い=ウェーブ
- (中性的?)スタイル良い=ナチュラル
こうであるような気もしてきます。ナチュラルには「モデルも多い」という謎の特徴づけもあります。女子のストレートでは「上半身に重心がある」というのがおそらく重要ですが、これがバストのことだとするとバストが大きいというのは女性的な特徴です。
アドバイスの科学的妥当性は?
再確認しましょう。ウィメンズについていえば
大人の女性らしいxスタイル普通=ストレート → フォーマル
子供っぽい華奢さがあるxスタイル悪い=ウェーブ → フェミニン
スタイルが良い=ナチュラル → カジュアル
カジュアルファッションが似合うかどうかについて、科学的とは言えないのですが、大人っぽい、子供っぽい、という軸で言えば、スタイルが良いほうが大人っぽいとは言えます。そこでカジュアルというのは子供っぽい印象ですから、大人の格好として、バランスをとるにはもともと体型が大人っぽい必要がある、という理論なのかなと思っています。
メンズについては結構簡単です。
- 大人の男性らしいxスタイル普通=ストレート → ジャストサイズ・上品
- 子供っぽい・華奢xスタイル悪い=ウェーブ → タイト
- スタイルが良い=ナチュラル → ルーズ
メンズの方はほぼスタイルで決まってんじゃね-かという感じで、逆に文句はないですね。
男性の骨格診断 | 骨格診断・パーソナルカラー診断(東京/南青山)のCOLOR&STYLE1116
別のサイト見ると
- ストレート→クラッシィ
- ウェーブ→軽さ・甘さ
- ナチュラル→ワーク・ワイルド
となってますので、こちらのほうが大本の診断と発想は近いですね。
両性をまとめると、ストレートはフォーマル、ウェーブは女性的に甘いものを、スタイル良い人こそワイルドでカジュアルに、という感じでしょうか。
個人的にはスタイル悪い人がタイトフィットの服を着るとスタイルの悪さが目立つ印象なので、体型が曖昧になるようにレイヤードなりなんなりして甘い服を着ろという方が納得感はあります。逆に体型隠しや補正ができるようなタイプの服装なら、カジュアルのほうが見栄えいいよね、という意味で、ナチュラル=スタイルよしこそカジュアルに、というのは分からないではないです。
スタイルがよいという軸が体型にとって意味があるという科学的な根拠は?
スタイルについて、データがある分野としては人種差が思いつきます。
日本人はとにかく身長が低く、足が短いです。
そもそも、3つあるということはおそらく2次元軸でどこかの軸がないと考えるのが自然です。
もう一つの軸で、骨格としてありそうなのは、か、(アジア人っぽい←→白人っぽい)こんな感じでしょうか。
顔だったら、大陸アジア系(弥生系)←→東南アジア系(縄文系)という軸も割とはっきりありますが、骨格との関係は私は知らないのでいったん放置します。
骨格の人種差について抜粋します。
欧米人は日本人よりその弯曲が強く、後ろへそり返っています。欧米人のモデルさんは、ミロのヴィーナスのように背筋がスラッと伸び、背も高く見えますね
欧米人は、背筋(はいきん)や太ももの裏側の筋肉が発達しやすいです。
これには、先ほど説明しました背骨の形とも深いかかわりがあります。
欧米人の背骨では、腰椎(ようつい)が前に強くカーブするのですが、下につながる骨盤(こつばん)も前に倒れます。
それにより、お尻が後ろに突き出たような姿勢になります(図3)。
日本人の骨格 - 伊勢リハ☆ブログ - 学校法人協栄学園
そのため肩が後ろに回り腰を中心として緩やかに反り返った印象になります。 逆に、アジア人は前の筋肉が発達してる為、肩が前にきて猫背になりやすい傾向にあります。
欧米人の骨格と日本人 | 沖縄のジム・フィットネならスポーツクラブイーズ
要はお尻が出ているのが白人的、猫背なのが日本人的ということでしょうか。
骨盤については
骨格から見る男女の描き分け方 | メディバンペイント(MediBang Paint)
女性のほうが前傾しているということでより白人的と捉えることもできそうです。